神石高原 2025.9地域包括支援センター ☎ 0847-89-33771.驚かせない 2.急がせない 3.自尊心を傷つけない 高齢化が進む日本において、認知症は非常に身近な病気になりました。認知症になっても、何もわからなくなる、何もできなくなるわけではありません。周囲の見守り、声かけ、サポートが必要な病気です。認知症の人への対応の心得「3つのない」 認知症において、予防手段も含め、早期診断・早期治療は大変有効です。早めに気づいて対処・治療を始めることで、認知症の進行を遅らせて、住み慣れた家で長く暮らし続けられるようになります。 「あれ?おかしいな」と思ったときは、受診をしてみましょう。また家族の方も変化に気づいたときには、受診を勧めてあげてください。 オレンジファミリー「ふれあい神石」の活動報告 私達神石地区高齢者介護研究会は、住み慣れた地域で馴染みの顔のある中で、認知症があってもなくても元気で一日でも長く楽しく生活していただくことを目標に、2014年に「認知症予防カフェ」を立ち上げ、毎月第2、4火曜日午後1時30分~3時まで神石老人福祉センターで活動をしています。 2024年に認知症施策の一つとして、町内のチームオレンジ第1号 オレンジファミリー「ふれあい神石」として認定を受けました。認知症の人が住み慣れた地域で安心して暮らし続けること、すなわち「共生」が出来その家族も支援することを目標に頑張っています。現在12名のスタッフが1回4名の当番制で活動しています。神石地区の方ならどなたでも参加でき、毎回12名~14名程度参加者があります。 内容は ①知って為になる情報などの話をする「知っ得情報」 ②日頃の運動不足解消の「ゆっくりラジオ体操」 ③体と頭を使って、勝っても負けても大きな声で笑って楽しむ「ゲーム」。特に賞品が出るときは大盛り上がりです。 ④お茶を飲みながら懐かしい昔話をしたり、使っていた道具を見たりする「回想の時間」は、参加者が主人公で話に花が咲きます。 最後にカフェのテーマソング「年を取るってどんなこと」を大合唱して終わります。スタッフも一緒に楽しんでいます。 参加者の方からは「ここへ来れば話を聞いてもらえるし元気が出る」「一人じゃぁない」「カフェに参加した日は主人の機嫌が良い」「カフェの日が待ち遠しい」「主人(認知症)がカフェに来たらよく話すし、よく笑う。その姿を見るのがとてもうれしい」などの声をいただき、励みになっています。今後もスタッフ一同勉強し「共生と予防」の2本柱を基本に、住みやすい地域づくりを目指していきたいと考えています。どなたでも参加できますので、お気軽に声をかけてください。オレンジファミリー「ふれあい神石」 代表 髙橋 文子地域包括支援センター ☎0847-89-3377◆早期診断、早期治療。あれ?と思ったらまず受診。17地域包括支援センターだより9月は認知症月間です9月は認知症月間です◆認知症は誰もがなりうる脳の病気です。福祉のアレコレ
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