神石高原10月号
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皆さん、こんにちは。地域伝統文化デジタル・アーカイブプロジェクトの赤迫です。秋になり、だんだん寒くなってきましたね。山の恵みが嬉しい時期ですが、野の獣にはお気をつけください。最近は、神石高原町立歴史民俗資料館の展示物のリストを作成したり、展示物の写真を編集したりしています。また〈神石高原町〉と〈クリエイター〉を繋げ、さまざまなアーカイブを作成するプロジェクトも進めています。さて、今回は昨年度から指導に携わっている神石地区田頭の巫女舞についてお話します。神石地区田頭では昨年度から巫女舞が復活し、小学1年生から6年生までの女児4人が巫女として活躍してくれています。今年の練習は9月上旬から始まりました。昨年から経験していたこともあり、巫女の皆さんも舞を覚えていたようでした。私も小学生から中学生の終わりまで、巫女舞を奉納していました。当時、指導者の方からは巫女舞だけでなく、気配りや敬意を表す言葉遣い、所作といった礼儀についても学ばせていただきました。「礼に始まり礼に終わる」この言葉を初めて教えていただいたのもこの時だったと記憶しています。このような礼儀作法を家庭以外で厳しく指導してもらえる機会は他にはないなと、今になって大切さを実感しています。これまで地域の方々が繋いでくれたものを引き継いでいけたら良いと思い、昨年から私も指導に携わるようになりました。巫女舞が奉納されることでパッと華やかになります。また、このような地域のお祭りに子どもがいることも大変嬉しいですね。出生率が年々減少していますが、子ども達が大人になり、親になった際に「巫女舞っていうのがあってね」と次の世代に伝えてくれたら良いなと思います。赤あ迫さ瑠る奈な地域おこし協力隊巫女舞の指導を受ける子どもたちその132No.16 11月12日から25日は「女性に対する暴力をなくす運動」期間です。 暴力は、その対象の性別や加害者・被害者の間柄を問わず、決して許されるものではありません。特に、配偶者などからの暴力、性犯罪・性暴力、ストーカー行為、売買春、人身取引、セクシュアルハラスメントなどの暴力は、重大な人権侵害であり、男女共同参画社会を形成していく上で克服すべき重要な課題です。国では11月12日から「女性に対する暴力撤廃国際日」の11月25日までの2週間を「女性に対する暴力をなくす運動」期間と定め、女性に対する暴力の根絶に向け、全国各地で集中的な広報・啓発活動を行っています。年齢・性別を問わず相談できる電話やSNSを利用した相談窓口が設置されています。プライバシーもしっかり守られますので、不安に思うこと、困っていることなど、一人で悩まず相談してください。     かこ  8相談窓口一覧▶性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター ☎#8891▶性犯罪被害相談電話(警察) ☎#8103▶DV相談ナビ ☎#8008 そのほかの相談窓口については内閣府男女共同参画局ホームページをご参照ください。 https://www.gender.go.jp/policy/no_violence/no_violence_act/index.html

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